省エネルギー住宅
私たちの暮らす住宅において、冷暖房や給湯、炊事、冷蔵庫、パソコンなどの家電製品など、様々なエネルギーが使用されていますが、中でも冷暖房と給湯のエネルギーは大半を占めています。地球温暖化が進む昨今、少しでもこの温暖化を防止するために、日本でも国を挙げて省エネ対策に取組んでおり、国土交通省は、これまでの住宅の省エネルギー基準を改正し、新しい基準(次世代省エネルギー基準)を定めました。この新しい基準に適し、室内環境を一定に保ち、使用するエネルギー量を少なくすることのできる住宅が、「省エネ住宅」と言われています。
次世代省エネルギー基準は、「快適さ」「健康的」「耐久性」そして「省エネルギー」の4つの柱からなる、質の高い住まいを建てることが主な目的とされ、このための手段として、断熱性・気密性が求められています。ですから、断熱工法を上手に使い、熱を逃がさない高気密構造の家を建てる必要があります。熱を逃がしにくい複層ガラスや、断熱ドア、隙間風を防ぐサッシなどを組み入れることなどが、その方法となります。
しかし、この高断熱・高気密住宅においては、計画的な空気交換が必要となり、自然換気が出来ないというデメリットを補う設計も同時に必要となります。
また、これまでの省エネルギー基準では、断熱気密化により住まいのエネルギー消費を少なくするという考えが基本でしたが、次世代省エネルギー基準では、太陽熱・風力・水力などの自然エネルギーを利用し、トータルに省エネ化するという工夫も推奨されています。特に、太陽を暮らしに取り入れるソーラーハウスなどは、今後の普及にますます期待が高まっていますが、最近では、一般の住宅でも取り入れられるようになってきました。エコキュートやエコウィルなども省エネ対策の一環として、導入に国の補助金制度を受けることもできます。
導入には費用がかかりますが、石油の枯渇や高騰が問題になっている昨今、住宅を新築する場合には、省エネルギー住宅を考える必要があるのではないでしょうか?
